力学的な特徴
■接合部の軸方向力の伝達性能が、従来のセンタースリット型に比べて3〜5倍の耐久力が得られる。
■接合部での偏心による付加応力から開放され、軸芯での伝達が可能。
■木口に接着するので、「引き付け」が可能となり、隙間のない接合が可能になる。
■「締めこみ」により元応力の導入が可能で、剛性の高い接合が実現できる。
施工的な特徴
■ハンガーとドリフトピン孔を開けるだけで、加工が単純である。
■金物の装着が工場で完了するので、精度の高い、品質の高い部材の製作が可能。
■現場での作業が単純で、施工期間が短縮できる。
■接合効率が良いので、部材寸法のスリム化が可能で、材積が節約できる。
■部材の形状が単純で、運搬効率がよい。
■現場での金物の取り付けが少なく、間違いが少ない。
建設的な特徴
■ラーメン構造が可能で、多用な意匠の要求に対応できる。
■接合する部材の間に隙間ができないので一体性のある構造が実現できる。
■接合具が見えない外観が実現できる。
■斜交する部材やトラス、傾斜屋根などが比較的簡単に出来る。
■大型部材の接合により中規模空間の設計が可能。
■大きな開口の壁面も設計できる。
クロスピン金物(左)とエポキシ注入ドリフトピン(右) 拡大可
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